昨日の大事件に関して思うこと

 7年前に2期メンとして加入し、以後、様々な苦難を乗り越え

今日に至っていた彼女の突然の宣言。何事にも形容し難い事態に

未だどのような感情を抱いていいのかわからず、

ただ惰性にまかせて、これを記すものである。

常識の範囲内で書いているつもりだが、不快な文章である可能性もある。

あくまで個人的な意見であり、他意はないものとしてご理解願いたい。






------------
 やはり、アイドルという時点で制約は付き物である。たしかに

我々ほどの自由は約束されていないだろうし、想像もできないような

苦労を我々の見てない部分で強いられてきていたのだろう。

見えない鎖に縛られつつ・・・

ひょっとしたら彼女は、常日頃から、その見えない鎖から

開放されたいと願っていたのではないだろうか。



先日、某有名ハローアイドルが週刊誌に取り上げられたことは、

記憶に新しいところだが、今回の対応とは明らかに違っている。

営利第一主義の事務所であるから、事務所の思惑だけで

今回の事件が起こったとは到底考えにくい。

まるで、彼女自身が死地を求めて彷徨っていたかのように、

今回の対応は、あまりにあっけないものだった。



だから、当然のことながら我々の受ける感情も

定期的に入れ替えが行われる「卒業」とは程遠いものであり、

まるで、彼女が死んだかのような感情を抱いた人は

少なからずいるはずである。



彼女は、今年1月末の卒業コンサートを以って

形の上ではリーダーになっているわけだが、

リーダーとしての主だった仕事を何一つしないまま、

「死んで」しまったのである。



5月頭の卒業コンサートは、言ってみれば「慶事」であり、

全員で心からお祝いしなければならないはずである。

その「慶事」を取り仕切るのが

リーダーとしての彼女の初仕事だったはずである。

なのに、彼女はそれすらも自らの「弔事」により放棄してしまった。



各所で発表されているコメントを見る限り、

彼女のもつアイドルの偶像は、きっと崇高なものなのだろう。

その崇高なものを汚すことが無いよう、自ら手を引いた。

しかし、これは建前のように思えてならない。



建前であるという理由を想像するのは難くない。

可能性として最も低い時期での「脱退」が何よりの答えである。

なぜそんなに急いだのか?理由は定かではないが、

開放されたい「何か」に魅入られてしまったためではないか。

今回の週刊誌のスキャンダルは、今になってみれば

彼女の一連の出来事のプロローグとして予め用意されたものでは

ないかという見方もできる。



いつだったか、「連帯責任」をコンセプトにしたゲームが、

テレビ東京の某番組で行われたことがあった。

内容とは関係ないが、この集団は、何より「連帯感」という

ものを重要視した集団であると思う。

"ALL" for "ONE" and "ONE" for "ALL"

この考え方こそが、集団を支えている核のように思う。



ところが、彼女はこれすらも放棄してしまったのではないか。

「アイドルとしての責任をとりたい」のならば、

まずは身辺整理をするべきではなかったのか。

"ONE" for "ALL" の原則を、

著しく破ってしまった
ように思えてならない。

今後の"ALL"のことを考えるのならば、"ONE"として

今は辞めるべきではなかった。
という結論に到達せざるを得ない。



かなり一方的に、彼女に非があるように書いてしまったが、

彼女を憎んでいたりということは一切ない。

一ヲタとして、また彼女の一ファンとして、

率直に思ったところを記した。

願わくば、もう一度彼女がソロではなく、集団の一員として

復帰してくれることを切に願っている。